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ひつじ日和

ひつじがたくさんいる国で暮らす人の日常。食事、趣味、英語など。

石田衣良作品を2冊続けて読んで思ったこと

 こんにちは。今日は最近読んだ本の話です。

 

どちらが好き?と聞かれたら…

偶然ではありますが、今月立て続けに読んだ2冊は石田衣良さんの本でした。

『ラブソファに、ひとり』 

ラブソファに、ひとり (角川文庫)

ラブソファに、ひとり (角川文庫)

 

恋愛話を集めた短編集。多くのストーリーで主役は仕事にプライベートに疲れているおとなたち。ふとしたきっかけから始まる恋が描かれています。

 

『明日のマーチ』

明日のマーチ (新潮文庫)

明日のマーチ (新潮文庫)

 

 派遣切りに会った4人の青年が山形県〜東京都まで徒歩で旅をするストーリー。4人だけで始めたマーチが次第にマスメディアや厚生労働省まで巻き込んでいきます。

 

私は元々石田衣良さんの本が好きでよく読んでいるので、どちらも楽しく読むことができました。ただしどちらが好きかと問われると『明日のマーチ』に軍配。そこでふと気がついたことがあるのです。

 

主役の男の子のバランスの良さに憧れる

今まで読んできた石田衣良作品、全部好きなのは「ラブストーリー」ではなく「メインがラブストーリーではないもの」。以下の作品です。

うつくしい子ども (文春文庫)

うつくしい子ども (文春文庫)

 

 

4TEEN (新潮文庫)

4TEEN (新潮文庫)

 

 

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

アキハバラ@DEEP (文春文庫)

 

この「メインがラブストーリーでないもの」の語り手、もしくはメインとなる男の子or男性は地に足がついていて、お祭り騒ぎになっている周囲からある程度冷めた目で物事を見ていることが多いです。そこに共感できるというか。

 

例えば『明日のマーチ』では4人組のうち、陽介という少年がその役割を担っています。日に日に注目が集まるマーチで、最も中立な立場で、『フラットな目で』自分たちを見ています。彼は自分がいきなりマスメディアの注目を浴びたことに違和感を覚え、この注目が一瞬のものであることを知っている。マーチに寄せられる批判にも共感を覚えてしまう、彼の態度が好きなんだと思います。

 

もちろん「ラブストーリー」の女性たちにも共感はできるんですが、この男の子たちの『フラットな目』というのに憧れてしまうんだよなあ。

 

その他の石田衣良作品にも挑戦する?

石田衣良さんは時々官能小説みたいなのもありますよね。以前、空港の待ち時間に『夜の桃』を買ったのですが、空港で読むのはドキドキしてしまいました(汗)。

夜の桃 (新潮文庫)

夜の桃 (新潮文庫)

 

 

そういえば、『池袋ゲートパーク』シリーズは読んだことがないです。図書館にあったら借りて読みたいなあ。